読書

わかっていらっしゃる

今読み進めている森博嗣の『封印再度』。まだ序盤だが、本筋と全く関係のないところで、実に共感できる文章があったので引用させて頂く。登場人物の漫画家・香山マリモの内面に触れる一文。帰省する途中の、彼女の心中。思わずニヤニヤ。(これから読む人は…

指摘私的ジャック

『詩的私的ジャック』(講談社文庫)著:森博嗣S&Mシリーズの4作目。女子大生の連続殺人事件と、容疑者として警察にマークされる人気ロック歌手の結城稔の謎に、犀川と萌絵のコンビが挑む。これまでの森作品は小説の舞台が「孤島」「研究施設」「館」と限定さ…

言葉

今読んでいるのは森博嗣の「詩的私的ジャック」。残すは3分の1ほどだが、ここにきて犀川創平の言葉に、思わず胸を打たれてしまった。犀川が、萌絵に言った言葉。(これから読もうと思っている人はスルーして下さい)「相手の思考を楽観的に期待している状況……

森ミステリィ

久々の読書カテゴリ。最近読んだ小説3本をまとめて紹介しようと思う。しかーし、この頃は森博嗣にハマっている自分。森の作品は昔から食わず嫌いなところがあって手を付けたことがなかったのだが、1冊読んでみてその面白さに愕然。まずは「S&Mシリーズ」10本…

「よつばと!」のこと

小説も好きだが、漫画を読むのも好きで、最近は今更ながらあずまきよひこに目覚めた自分がいる。きっかけは正月に実家に帰省したときのこと。弟がぜひ読んでみろと渡してくれたのが月刊コミック電撃大王で連載している「よつばと!」の単行本だ。失礼ながら、…