「よつばと!」のこと

小説も好きだが、漫画を読むのも好きで、最近は今更ながらあずまきよひこに目覚めた自分がいる。きっかけは正月に実家に帰省したときのこと。弟がぜひ読んでみろと渡してくれたのが月刊コミック電撃大王で連載している「よつばと!」の単行本だ。失礼ながら、この瞬間は「この手(手っ取り早く説明すると萌え系)の漫画はちょっと…」と敬遠気味な態度を示した。ただ、本当に面白いから!!と弟に加えて母親まで口をそろえる始末(笑)。とりあえず布団に入って1巻を読んでみるとことにした。そして数分後、第1話を読み終えた僕は「なんじゃこれ!!不思議と面白すぎる!!」と唸っていたわけで…。

もともと映画にしても日常生活を描いた作品が好きで、超スペクタクルな冒険がなくても、そういう日常の話のほうがむしろ癒される(実際、アクション映画は好んで観ない)。「よつばと!」は主人公の小岩井よつばと父親、そしておとなりの綾瀬家の毎日(交流etc)を描いた作品。1話ごとに1日がリアルタイムにすぎていくところが醍醐味で、小さな幸せは毎日のように散りばめられていることを教えてくれる。ギャグマンガでありながら、とてもハートフル。正直、毎日へとへとになるまで働いている僕にとって念願の作品だったというしかない。読み進めるうちに疲れが一気に吹っ飛ぶのだ。大袈裟だけど、大真面目にそう思った。「よつばと!」を読んだ後、「あずまんが大王」を買い揃えてしまったことは言うまでもない(笑)

そういえば普段漫画を読まないような知り合いが「よつばと!」の1巻を読んでくれたことがあったのだが、面白い面白いと読んでくれたことを思い出した。なかなか元気が出ない時、癒されたい時、ちょっと新しい漫画を読んでみたい時、そんなときにはこの「よつばと!」を薦めるしかないなぁ、うんうん。

そんなわけで、この「読書」カテゴリは、主に小説や漫画の感想やら思い出やらを綴っていけたらと思う。