おでわやる なにがなんでもやる

山下たろーくん

夜10時過ぎ、下北沢を歩いていると、あるものが目に留まる。とある懐かしのキャラクタが描かれた色紙。そばに立つ一人の男性。

「このキャラクタ、山下たろーくん…!?ってことは、もしかして、この男性はこせきこうじ先生ですか!?!?」

どうやら本物のこせきこうじ先生らしい。なんで下北?なんで路上?という疑問がまとわりついたが、あまりの懐かしさにしばし数々のイラストを鑑賞させてもらった。

山下たろーくんといえば言わずもがな「県立海高校野球部員山下たろーくん」の山下たろーくん。少しだけ世代が上の高校野球漫画。自分が小学生の頃は「やまだたいちの奇蹟」が連載されていたと思う。そんな当時、水島漫画など野球漫画が好きだった俺は、たろーくんのほうは単行本で読んでいた。こせき先生の絵のタッチと劇中繰り広げられる汗臭くもドラマチックな展開にえらく影響を受けたものだった。小学生ながら(笑)。おそらくオマージュもあるであろう、ちばあきお「キャプテン」(数年後に超ハマるわけだが…)に通ずる魅力がある漫画だった。

んで、これも良い記念だということで特に目を引いたイラストを購入させて頂いた。山下たろーの言葉が気に入ったのだ。こせき先生はとても感じの良い素朴な方で、握手もして頂いたし本当嬉しかったなぁ。10数年ぶりに再読して、山下たろーが社会人になった続編も読まなきゃ。

検索してみると今月は何回か(下北限定で?)出没されている模様です。